exhibition

展覧会

水犀オープニング企画展 「明明百草 meimei hyakusou」part2
田中健太郎

2019 3/29fri〜4/14sun 11:00~19:00

作品名:左「山塊」右「寂声」 acrylic on paper

作品名:左「山塊」右「寂声」 acrylic on paper

明明百草
meimei hyakusou

水犀第一回目となる企画展は、店内の内装や生け込みを担当してくれた、はいいろオオカミ + 花屋 西別府商店と水犀のマークを制作してくれた田中健太郎さんに「明明百草」というテーマで企画展をお願いしました。

今回の企画展のキーワードは「植物」。
中国の唐時代の仏教学者・龐居士(ほうこじ)の語録に「明明百草頭 明々祖師意」という言葉があります。
「私たちの目の前に広がる存在や現象には、あらがえない宇宙の意思がある。
植物が花を咲かせることに、悩みや迷いなど存在し得ない。
そこに在るものすべてが明らかな真実である」という意味です。

「なぜ、植物を描くのか」「なぜ、植物を生けるのか」。
その答えは、この言葉の中に存在すると思います。
2組の作家がどのような答えを見いだしたのか、ぜひ、お楽しみいただけたらと思います。


part2
田中 健太郎(ドローイング)
TANAKA Kentarou
2019.3.29(fri)〜4.14(sun) 11:00~19:00
作家在廊日:3/29.30.31 3/6.7.13.14

■田中健太郎スペシャルボックスを数量限定で販売します。
 エディション入りのプリントとオブジェなどが入ったボックスです。
 詳細は水犀のInstagramで発信いたします!

猛烈に描くのが楽しいと思う瞬間がある。
それは本当につかの間で気まぐれで、なかなかつかまえさせてくれない。
絵を描いていても、こういう文章を書いていても自分の欲との戦いで、
よく見られたいという醜い自分がこれでもかと顔を出す。
不思議なもので、描こうとすることで出てくる欲を、
描くことで削ぎ落としていく。
そんな矛盾のような繰り返しの時間の中から、
出てきてくれたこの絵たちは、出来るだけ自分の感情に正直に、
そのものが持つ生命を描き切りたいと思って、出来上がってきてくれたものたちだ。

田中 健太郎

田中健太郎(たなか・けんたろう) プロフィール

画家・アーティスト
雑誌や広告、書籍等へのイラストレーション、企業やブランドとのコラボレーションによるプロダクト制作、空間演出、壁画やライブペインティングなど、様々なプロジェクトを行う。
国内外での個展で作品の制作と発表を続けながら、アートを身近に楽しめるワークショップも定期的に行う。
著書に「Bon Voyage! 猫と旅する、不思議な世界のぬりえ book」(日本文芸社)「暗黒グリム童話集」(講談社)「the first」(Bonpoint)がある。



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