展覧会
陶芸家の澤田麟太郎さんと野中麟太郎さんの二人展となります。
澤田さんは様々な釉薬を器に詰め、釉薬の膨張での割れや溢れ、また、焼成後に自ら割ったりと、器に釉薬を満たすことで起きる現象を表現として作品を生み出しています。
野中さんは、半磁器で形成された中心にある器的な部分の周囲に、粘土の原石と水溶性粘土を用いて、パートドヴェールの技術を応用し、制作しています。
実験的な試みを繰り返して生まれた二人の作品をぜひご覧ください。
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一つの器を作ります。
形や色を想像し、
その先を構築してゆく事でstorageは生まれます。
澤田麟太郎
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2重3重構造の今作は、あらゆる外的内的な要素によって揺るがされる精神が実態のない外的要因と混じるとどうなるのか。
私に見立てた芯材となる半磁器とこの技法の不可抗力によるバランスが今作品を生み出しています。
不可抗力と私、外的環境との関係性から形造られる様を落とし込みました。
野中麟太郎
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Webshopでの販売を8月7日(水)18時頃より予定しています。
★webshopはこちらから
プロフィール
澤田麟太郎 SAWADA Rintaro
2007年 多摩美術大学美術学部工芸科陶コース卒業 東京都昭島市を拠点に活動
2012年 作家活動休止
2018年 岩手県釜石市に移住 活動再開
2023年「銀色」(GALLERY futari)
2023年 セラミック・シナジー展
受賞歴
2019年 第55回神奈川県美術展 奨励賞
野中麟太郎
1997年 大阪府和泉市生まれ
2014年 高校中退後、愛知県立窯業高等技術専門校 入所
2015年~2018年 瀬戸の窯元で器作りを学ぶ
2019年 個展、イベント等で作家活動開始